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  • 2010.02.08 Monday
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続 アンケート結果発表

 『フロム・ヘル』の日本語版を刊行したのが今年の10月、
それに先立つ9月のこと、刊行記念キャンペーンとして、
オリジナル図書カード付きの予約注文を受け付けました。


その際、多くの方がアンケートにご回答くださいました。
それは、
・ふだんどんな本を読んでいるか?
・『フロム・ヘル』に興味をもったきっかけは?
・本についての情報をどこから得ているか?
・好きな作家は?
・最近読んでおもしろかった本は? などなど、
その一部については、「アンケート結果発表」としてすでに紹介
しておりますが、その続編をなかなか発表することができず、
今の今までお待たせしてしまいましたこと、まずはお詫びいたします。


このアンケート結果をふまえ、ああでもない、こうでもないと
対策を練り、期待と不安のなかでむかえた刊行日からはや2ヶ月、
書店さんの熱いご対応、掲示板を含めたいろいろな媒体での
厚いご紹介などのおかげをもちまして、この『フロム・ヘル』は
順調に版を重ねることができ、幅広い方々にご購読いただいています。
いろいろな方々に、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。


さて、前回は、アンケートにご回答くださった皆さんがふだんどんな本を
読まれているか、そして好きな作家は誰かということについての発表を
しましたので、ここでは、
○『フロム・ヘル』に興味をもったきっかけ
○ふだん本やコミックについてどこから情報を得ているか
○最近読んでおもしろかった本
などについて、発表してゆきたいと思います。


まず、『フロム・ヘル』に興味をもったきっかけということでは、


・以前からアラン・ムーア(の作品)が好きだったから
・以前から海外のコミックに興味があったから


が多く、そのほか、


・映画「フロム・ヘル」公開時に興味をもった
・月刊誌「映画秘宝」でのアラン・ムーア特集
・ラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』で、
 高橋ヨシキさんが話していたのを聞いて
・友人や知り合いからの口コミ
・『ウォッチメン』を読んで
・日本語版『フロム・へル』公式サイトを見て


などのご回答をいただきました。
早くからご予約を頂いた皆さんにあっては、
やはり以前からアラン・ムーアを知っている方が多く、
そのきっかけとして、
・アメコミから
・『ウォッチメン』などの映画を含めた過去の作品から
などが挙げられますが、その中でも、映画「ウォッチメン」
公開時にというものから、電撃コミックス版『ウォッチメン』
で知ったというものまで、濃淡があっておもしろい。


では、そんな皆さんがふだん、
本やコミックについての情報をどこから得ているのか、


最も多かったのは、「インターネット上の情報サイト」
・プラネットコミックス
・アメコミクエスト
・2ちゃんねる
など、


そうして「個人のブログ」も多く
・映画評論家緊張日記
・漫棚通信
などなど、


オンライン書店/雑誌/口コミ/新聞書評
予備知識なく書店で出会ったものを
というご回答も少なくない。


これは、刊行前にご予約してくださった方々のアンケートですが、
その中でも、興味の幅や情報の得どころはさまざまであることが
分かりますし、刊行後に『フロム・ヘル』と出会い手にとった人たちは
ふだんどんなものを読み、どこに繋がってゆくのかということも、
興をひかれるところです。


最後に、「最近読んでおもしろかった本」を多い順に紹介します。
著者名については、ほとんどが書名から推定したものですので、
誤りもあるかもしれませんが、「好きな作家は」でのご回答同様、
幅広く挙げてくださっています。



アラン・ムーア『トップ10』、『ウォッチメン』
フランク・ミュラー『バットマン:ダークナイト』


神林長平『アンブロークンアロー』
ニール・ゲイマン『サンドマン』
ロバート・A・ハインライン『夏への扉』


木内一裕『OUT-AND-OUT』/栗本薫『グイン・サーガ』128巻
樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』/磯崎憲一郎『終の住処』/佐藤友哉氏の小説
京極夏彦『厭な小説』/佐藤亜紀『鏡の影』/小池壮彦『怪談FINAL EDITION』
上橋菜穂子『獣の奏者』/有栖川有栖『女王国の城』/森博嗣『少し変わった子あります』
佐々木譲『笑う警官』/貴志祐介『新世界より』/梨木香歩『植物園の巣穴』
吉田豪『BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場』/岡田暁生『音楽の聴き方』
濱野智史『アーキテクチャの生態系』/陣野俊史『ヒップホップジャパン』
小明『アイドル墜落日記』/松沢呉一『エロスの原風景』/高橋洋『映画の魔』
四方田犬彦・鷲谷花『戦う女たち―日本映画の女性アクション』
野上ふさ子『新・動物実験を考える』/森達也『下山事件』
福岡伸一『世界は分けてもわからない』/都甲幸治『偽アメリカ文学の誕生』
近田春夫「考えるヒット」シリーズ/古川琢也 他『セブンイレブンの正体』
小出由紀子・都築響一『HENRY DARGER'S ROOM』
徳川夢声『夢声戦争日記』/『夜のらくがき帳』/石井忠『漂着物事典』
杉作J太郎『恋と股間』/鎌田洋次・プランダ村『ハンサムウーマン』
白土三平『ワタリ』/山田風太郎『太陽黒点』/はるき悦巳『じゃりン子チエ』
根本敬『特殊まんが-前衛の-道』/北野勇作『どーなつ』
横山裕一『アウトドアー』/横尾公敏『ロボット残党兵』/竿尾悟『迷彩君』
みなもと太郎『風雲児たち』最新巻


Alan Moore『Lost Girls』/ポール・ジェンキンス『X-MEN ウルヴァリン:オリジン』
Green Lantern 関連のコミック/スタニスワフ・レム『大失敗』
ディーン・クーンツ『オッド・トーマスの霊感』/キアラン・カーソン『シャムロック・ティー』
フィリップ K.ディック『まだ人間じゃない』/ジム・トンプスン『残酷な夜』
マリオ・プーヅォ『ゴッドファーザー』/レム・コールハース『錯乱のニューヨーク』
ジョゼフ ウォンボー『ハリウッド警察特務隊』/ジョナサン・キャロル『木でできた海』
T・S・ストリブリング『カリブ諸島の手がかり』/ジョナサン・レセム『銃、ときどき音楽』
チャイナ・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション』
オードリー・ニッフェネガー『きみがぼくを見つけた日』
ミルチャ・エリアーデ『令嬢クリスティナ』/ダビッド・ベー『大発作』
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』/ウラジーミルル・ソローキン『愛』
『フラナリー・オコナー全短篇』/ミシェル・ウエルベック『素粒子』
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』/イアン・マキューアン『土曜日』
リチャード・パワーズ『われらが歌う時』/ロベルト・ポラーニョ『通話』
カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5』
ピーター・メイル『南仏プロヴァンスの12ヶ月』
F・アッシュクロフト『人間はどこまで耐えられるのか』
ブライアン・カプラン『選挙の経済学』/スティーブン・グリーンハウス『大搾取』
ダン・ガードナー『リスクにあなたは騙される』



このリストを見て、まだ知ることのないジャンルに分け入ってみようかと、
またそれによって『フロム・ヘル』を読むときの視点も変わってきて
それこそ2回、3回と読みなおしてみようかと思って下さる方々がいれば、
これほど嬉しいことはありませんし、もっと広く、一人でも多くの人に、
『フロム・ヘル』を手にとってほしいという気持ちもあります。


今後も、いろいろな場で『フロム・ヘル』が紹介される予定、ご期待ください。


最後になりましたが、
今回のアンケートにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。


各種メディアでご紹介いただきました(2/9更新)

全部はフォローできていませんが、
情報のアーカイヴのためにも、とりあえずわかっている範囲で
できるだけご報告しておきます。

==============================
●『実録 殺人事件がわかる本 2010 Spiring』
(別冊映画秘宝 マーダー・ウォッチャーVol. 6)
(2010年2月8日発売)

『フロム・ヘル』訳者の柳下毅一郎氏の監修によるこのムックに、
「完全保存版! 『フロム・ヘル』刊行記念
切り裂きジャック事件、再入門」
という豪華特集記事が組まれています!!


特集の最初の部分では事件の詳細・背景を
効率的におさらいしてくれていて、わかりやすいです。
さらに『フロム・ヘル』の登場人物紹介が載っているので
ページを切り取って『フロム・ヘル』に挟み込んでおいても
重宝しそう。


この雑誌ならではの踏み込んだコンテンツも収録されていて、
たとえば「文明開化の切り裂きジャック」という記事(会津信吾氏)
では、この事件を当時日本で報道していたメディアを追跡。
"Jack The Ripper"というニックネームまで明記された
国内最初(明治22年1月)の新聞記事が紹介されています。

●『本の雑誌』(2010年2月号)
コラム「柳下毅一郎の特殊な本棚」で、
『フロム・ヘル』に関連して
アラン・ムーアの“魔術的パフォーマンス”の
シナリオをエディ・キャンベルがコミック化した本、
A Disease of Languageが紹介されています。
(文字どおり特殊な本棚ですね……。)

●『婦人公論』2/7号(1/22発売)

渡邊十絲子氏による書評。
「すでにあちこちに絶賛書評が出ているが、本誌読者にも
ぜひおすすめしたい。
……人間の狂気が行きつく果ての恐ろしさを、
どうぞご堪能ください。」


●第1回 AXNミステリー 闘うベストテン(2009年12月27日)

AXNミステリーチャンネルの書評番組
「第1回 AXNミステリー 闘うベストテン」で
なんと『フロム・ヘル』が2009年の第1位に選ばれました。
『このミステリーがすごい!』海外編でのランクインに続き、
またもやミステリー読みの方々からの評価。
こちらで↓視聴できます。
http://mystery.co.jp/program/best10/201001.html

●朝日新聞(12月27日付)
瀬名秀明氏が2009年の3冊のうちの一冊目にとりあげてくださいました。
限られた文字数の中で、評者の感じたことがひしひしと伝わってくる見事な書評です。
「切り裂きジャックの視点のみで構成された章を読み進める頃から
物語表現の限界へ突き進もうとする作者らの気迫に圧倒され、
ついにジャックが殺人を犯すに至って緊張はピークに達し快楽へと転ずる。」
「読了後も疼きが治まらなかった。」

●産経新聞(12月20日付)
コラム「邂逅 カルチャー時評」(中条省平氏)にとりあげていただきました。
「『このミステリーがすごい!』(宝島社)や『このマンガを読め!』(フリースタイル)は
毎年楽しみにしているのですが、今年はこの両方のベスト20に入る作品が出ました。
前代未聞の出来事です」と気づいてくださっていることも、
「真価は、作品を貫く神秘哲学の強度と、作画を担当したエディ・キャンベルの
筆致の痙攣的な鋭さにあります。」という指摘も嬉しい書評。
「大判2巻本の大作ですが、作品世界に深く引きずりこまれることは必至です。」

“あのお堅いみすず書房”から出たのも“珍事”と特筆されており、
小社から出たことが「シーラカンス発見!」的なサプライズになっているようで
話題にしていただいて光栄なような、でもちょっと哀しいような……。

●『一冊の本』(2010年1月号)
上野昴志氏によるコラム「ヴィジュアル本を楽しむ」でとりあげていただきました。
静止画と静止画の“行間”を読み解かせる、海外コミックの文法が
専門家らしい目敏さで詳しく紹介されています。
「ここで改めて眼を見開かされたのは、コマ割りされた静止画のもたらす緊迫感である。」
「「グラフィック・ノベル」のダイナミズムは、このような静止画とコマ割りのメカニズムに
支えられているのだが、それは、もしかしたら、流動的な動き主体のマンガからは
失われたものかもしれない。」
グラフィックの評価に力点が置かれている貴重な書評ですね。

しかし記事の締めくくりのところで、
第七章にテレビが出てくるのは“画家のお遊びだろう”というコメントがあるので、
宇多丸さんと柳下さんの対談イベントのレポートを読んだみなさんなら
「上野さん、それは違うんです〜!」とツッコミたくなるかも。

●北海道新聞(12月13日付?)
書評をいただいたそうなのですが、まだ実物を確認できていません。


●『このマンガを読め! 2009』(12月12日発売)

16位にランクイン!

コミックという土俵で紹介していただいたというのがすばらしい!


●『このミステリーがすごい! 2009年版』(12月5日発売)
なんと海外部門の20位にランクイン! コミックなので選ぶべきかどうか
迷われた審査員の方々もおられただろうに、
ミステリ読みのみなさんにも本当に熱い支持をいただきました。

●『往来っ子新聞』(通算25号)
往来堂書店という、千駄木にある書店さんの瓦版です。
「小津安二郎にも通じるカメラワーク」が特筆されています。
小さな書店さんが、この大判の本を平積みにして
推してくれているというのも、たいへんありがたいことです!
『往来っ子新聞』は店頭で無料配布されています。


●『漫画アクション』(12月1日発売号)
西祥平氏のコラムで触れていただいたとのこと。


●『DIME』(2009年12月15日号)
●『UP』(2009年12月15日号)
以上2誌、豊崎由美さんに書評をいただきました。
『UP』のほうは「海外文学下半期おすすめ市」という
記事のなかでとりあげられており、ほかに挙がっているのは
レベッカ・ブラウン『犬たち』
リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』
リチャード・フラナガン『姿なきテロリスト』
ロイド・ジョーンズ『ミスター・ピップ』
ジョージ・R・R・マーティン『洋梨形の男』
です。『UP』は山口晃さんの漫画も読める、東京大学出版会のしぶいPR誌。

===================================
『TV Bros』(11月28日号)
豊崎由美さんの書評コラム「帝王切開 の斧」でのご紹介。
豊崎さんはあちこちで本書を取り上げてくださっていますが
このTV Brosの書評は特に、引用をうまく使って
4章、10章、14章という3つの山場それぞれの凄みの違いを
書き分けてあり、迫力満点です!


対向ページを見ると、別冊映画秘宝『東宝特撮総進撃〜
東宝特撮映画全89作品が巻き起こす世紀の大決闘!』
のレビューがあって、柳下毅一郎氏がガル博士とか
パーマー・エルドリッチばりに遍在しはじめたかのように
見えてしまいます。
===================================
『ミステリマガジン』2010年1月号(11月25日発売)

以前からお知らせしていた風間賢二氏の書評。
「映画のストーリー・ボードを思わせる
スケッチ風のミニマルな絵が、
幾重にも折り合わされている時空間の世界を
殺伐と表象していて戦慄ものである。」

===================================
ダカーポ特別編集『最高の本! 2010』(11月18日発売)
「本の目利きが選んだジャンル別最高の本」特集で、
「海外文学」部門の選者の豊崎由美さんにご紹介いただきました。
『フロム・ヘル』の次に紹介されているのが
『やんごとなき読者』(白水社)で“女王つながり”という、
畏れ多くも楽しいページになっております。
===================================
『毎日新聞』(11月15日付朝刊)
富山太佳夫氏による書評。
「白黒の画面の使い方、歴史的事実の取り込み方、
そして、そう、セリフだ。セリフのみごとさが、
過剰と思えるほどの黒い画面の多用に奥行きと意味を与えている。
こんなにすごいマンガ、正直なところはじめて見た。」
ベッドではなく体を支える紐を与えられるだけの宿を描いたページ
(上巻5章、p. 5)も合わせて紹介されました。
隣に「のんきな父さん」の1ページが並んで意味不明な感じもご覧あれ。
===================================
『東京新聞』「大波小波」(11月11日付夕刊)
「暁の女王」氏による書評。
「その偏執的な徹底性はジェラール・ド・ネルヴァルを思わせるといったら
誉めすぎだろうか。ともあれ、とんでもない作品が翻訳・紹介された
ものである。」
この形容は、ムーアが聞いたらニヤリとしそうですね。
===================================
『熊本日日新聞』「豊崎由美が読む」(11月8日付)

熊本日日新聞の長文書評コラムにて、豊崎由美さんが

『フロム・ヘル』をとりあげてくださいました。

「知的で戦慄的な物語」という見出しが大きく掲げられ、

「今年の翻訳物で一番の話題作にして傑作と断言いたします。」

という言葉で締めくくられています。

それにしても熊本日日新聞は、「日本一とんがっている地方紙」

と言ってもいいのではないでしょうか。

熊本の人たちがちょっと(かなり)羨ましい。

都内でも、もっと熊日を購読する図書館があってもいいのでは!

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AXNミステリー「Book倶楽部」(11月号、2009)

スカパー!、CATVなどで視聴できるAXNミステリーチャンネルの番組。

パーソナリティの皆さんが「これには参った!」という作品を紹介するというコーナーで

大森望さんにとりあげていただきました。

豊崎部長さんも一押し作品に選んでくださったので、

視聴者プレゼントで『フロム・ヘル』が3名様に当たります。

『フロム・ヘル』のトレーラーがTVの画面いっぱいに流れ、

しかも大森さんが、ヴィクトリア女王の出てくるところが好きだとコメントするやいなや

ヴィクトリア女王がぼよーんと登場する場面がまた画面いっぱいに(笑)。

「マイミス!」のコーナーの動画はWeb上で見られるようになっています。
http://mystery.co.jp/program/book_club/200911.html
11月中は再放送があり、今後の放映は以下の予定だそうです。

09/11/18(水)16:00 【日】

09/11/18(水)26:30 【日】

09/11/20(金)26:30 【日】 

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ネットラジオ「談話室オヤカタ」(11/4〜)

池田憲章さんのWebラジオ番組に『フロム・ヘル』訳者の柳下さんが出演、

まったりと『フロム・ヘル』トーク。

「1色のマンガなのに映画よりも血を感じさせる」「奥に豊潤なものを感じさせる」

「理性が揺さぶられた時代」……『フロム・ヘル』を見てこういう形容が

パッと出てくる(!)池田憲章さんの眼力はやはり違いますね。

番組の内容は11/19発売の『COMICリュウ』にも再録されるそうです。

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『SFマガジン』2009年12月号(10/25発売)

千街晶之さんによる『フロム・ヘル』の書評。必読です。

千街晶之さんは

翻訳ミステリー大賞シンジケートのサイトでも
『フロム・ヘル』の書評をしてくださっていました。↓
http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20091009/1255033761

500ページを越えるこの大部のコミックが含む、数え切れないほどのふきだしの中から、
ただ一つを引用するだけで、このコミックの壮大な奥行きを気配で伝えてしまう絶技。
『フロム・ヘル』を未読の人はもちろん、
すでに複数回読んでいる人も、新たな愉しさを発見できそうな書評です。

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『週刊新潮』(10/22発売の、10月29日号)

大森望さんによる書評。
「ベストワンに推したい傑作コミック」という
強力な見出しに始まり、「最大最強の鬼才」
「異常な大作」「薀蓄と妄想の限りを尽くす」
「高定価」(これはちょっと違ったか)など、
天を突く勢いの言葉たちが踊っています。
ミステリ読みの人たちのみならず
コミック読みの人たちも届きますように。

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『映画秘宝』2009年12月号(10/21発売)

訳者である柳下毅一郎さんのインタビューに加え、
コミックの中身が数コマ披露されている豪華な紹介。
(「日本映画縛り首」も“収穫”がずらり並んで壮観です。)
読者プレゼントもあり。

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TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」
「サタデーナイトLabo」(10/17放送分)

23日のイベントも待ち遠しい、宇多丸さんによるご紹介。
聞き逃した人は番組の公式ページのポッドキャストを待ちましょう。

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文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」(10/14放送分)

大森望さんが、『本の雑誌』(10/13発売号)に引き続き
大プッシュしてくださいました。
番組の公式ページからポッドキャストで聞けます。

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『本の雑誌』2009年11月号(10/13発売)

「新刊めったくたガイド」で大森望さんが
「翻訳ミステリの裏ベスト1」と!

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【以下はすでにご報告しましたが再録します。】
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『朝日新聞』2009年11月8日夕刊

小社初のコミック出版という切り口で
『フロム・ヘル』の刊行がとりあげられました。

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Webミステリーズ!(10/5更新)

作品紹介はわたくしめによるつたないもので、
小社提供の書影画像も暗くて面目ないのですが、
しかし……読者プレゼントが当たりやすそう。
http://www.webmysteries.jp/lounge/fromhellpresent0910.html

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『漫画アクション』2009年10月20日号(10/6発売)

これはまだ発売前ですが、柳下毅一郎さんのコラム、
アクションジャーナル「けっして特殊ではない見るべき映画教えます」
の掲載に合わせ、ささやかながら読者プレゼントに参加します。
日本のコミックは読む、しかし海外コミックは読んだことがないという人に
『フロム・ヘル』が届くことを願いつつ。

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『SFマガジン』2009年11月号(9/25発売)

冒頭のカラーページのところで刊行告知をしてくれています。
みっちりと内容の充実した、ちゃんと追悼しているJ・G・バラード追悼特集号。
(このコンテンツで940円とはクレイジーです。)

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『映画秘宝』2009年11月号(8/21発売)

このサイトを見てくださっているみなさんには
いまさらご報告するまでもないかもしれませんが、
これ以上ストレートな推し方はないというぐらいに
力強い推薦文を掲載してくれています。


刊行御礼! 書店を覗いてきました。

10日、『フロム・ヘル』が無事に発売されました。
制作やPRにご尽力くださったたくさんのみなさん、
応援してくれているたくさんのみなさんに心からお礼申し上げます。
今回の刊行は、通常の本の場合よりずっと数多くの方々のご協力を得て実現しました。

さてさて、荒俣宏さんと黒田硫黄さんの推薦文のはいった
帯がかかった姿は、店頭で初披露です。素敵でしょう?(あらゆる意味で。)
未見のかたは店頭でご覧になって、ニンマリしてください。
(“帯だけでも買いたい”という声まであるようですが、
帯の別売りはしておりませんのでご容赦ください。)
ジュンク堂池袋本店B1、A・ムーアのコーナー
これから書店のみなさまにはたいへんお世話になります。
今日はさっそく、お店に並んだ様子を覗いてきました。

まずは、いちはやく『フロム・ヘル』を大量に仕入れてくれた
ジュンク堂池袋本店さん。B1がコミックのフロアです。→
縦へも横へも積まれている『フロム・ヘル』、そして
『ウォッチメン』や『トップ10』も並ぶ、アラン・ムーアの棚が!
品薄のときにもここに行けばきっとあるのではないか、
というような頼もしい空間です。

ジュンク堂池袋本店さんではなんと、
1Fの新刊話題書の棚にも『フロム・ヘル』を置いてくださっています。

この棚にコミックが並んでいる情景が見られることはジュンク堂池袋本店1F、話題書コーナー
めったにないそうなので、右は稀少な証拠写真です。



有隣堂ヨドバシAKIBA店
 ←それからこちらは、有隣堂ヨドバシAKIBA店さん。
 大きな液晶ディスプレイで
 『フロム・ヘル』のトレーラームービーを流しているのが
 目をひきます。

 エディ・キャンベルさんに大至急秋葉原へ来てもらって、
 この画面に自分の絵が大写しになるところを見てもらいたい!



そのほかにも、『フロム・ヘル』に貴重なスペースとともに
読者と出会うチャンスを与えてくれている書店さんがたくさんあります。
ありがとうございます!


アンケート結果発表

刊行記念、特典付予約注文では多数のお申し込みをいただき、
ありうがとうございました。
大変お待たせいたしましたが、たくさんの方々がご協力くださった
アンケート結果を紹介いたします。

早速ですが、まずは皆さんがふだんどんな本を読まれているか。

1. コミック雑誌
2. SF
3. コミック
4. 小説
5. ミステリー
6. ノンフィクション
7. 海外小説
8. ファンタジー
9. 国内小説
10. 歴史物
11. ライトノベル
12. 専門書
13. ビジネス書
14. 新書

お一人で複数のご回答をいただいていますので一概にはいえませんが、
やはりコミックやSFが上位にきています。
ただ、本当に幅広い興味をもった方々が『フロム・ヘル』に注目してくだって
いるのだということは、次の質問へのご回答からもわかります。

「好きな作家は?」では、皆さん多くを挙げてくださいました。
「正の字」という最新技術を駆使して多い順に記してゆくと、


アラン・ムーア/柳下毅一郎
はもちろん、

フランク・ミラー

チャック・パラニューク

ジーン・ウルフ/舞城王太郎

伊坂幸太郎/乙一/伊藤計劃/小川一水/中原昌也/平田弘史/山田正紀
坂口安吾/筒井康隆/森見登見彦/手塚治虫/永井豪/山田風太郎
ニール・ゲイマン/コーマック・マッカーシー/マイクル・コナリー
ガルシア・マルケス/リチャード・パワーズ

J・G・バラード/スタニスワフ・レム/スティーブン・キング/クリストファー・プリースト
レイモンド・チャンドラー/レイ・ブラッドベリ/グレッグ・イーガン/ジェラルド・カーシュ
ジェイムス・カルロス・ブレイク/ジャック・ケッチャム/ジョー・R・ランズデール
スティーヴ・エリクソン/スティーブン・J・キャネル/タニス・リー/ロード・ダンセイニ
デイヴィッド・マーティン/ロバート・A・ハインライン/フィリップ・K・ディック
ミシェル・ウエルベック/R・A・ラファティ/レックス・スタウト/ローレンス・ブロック
エミリー・ブロンテ/ヴァージニア・ウルフ/ヘルマン・ヘッセ/マルグリット・デュラス
ウィリアム・バロウズ/チャールズ・ブコウスキー/トマス・ピンチョン
ジョン・アーヴィング/イアン・マキューアン/ウラジミール・ソローキン/ヤン・ポドツキ
カート・ヴォガネット/Mark Millar/Geoff Johns/Grant Morisson/Winsor Mccay
泉鏡花/三島由紀夫/野坂昭如/皆川博子/水木しげる/楳図かずお/藤子・F・不二雄
丸谷才一/小林秀雄/小林信彦/高山宏/種村季弘/山形浩生/井沢元彦/橋本治
京極夏彦/青木淳悟/金城一紀/富沢ひとし/平山夢明/町山智浩/木内一裕
夢枕獏/色川武大/杉浦日向子/金井美恵子/牧逸馬/山尾悠子/隆慶一郎
清水義範/菊地成孔/戸梶圭太/古川日出男/いましろたかし/吉田豪
矢作俊彦/東野圭吾/森博嗣/小林泰三/冲方丁/神林長平/酒見賢一/山田芳裕
中村博文/梶原一騎/ステイーヴン・D・レヴィット


と、敬称を略しざるをえないほど・・・。
「姓」だけを記せば、「小川」とは一水なのか知子なのか直也なのか、
「名」だけを記し、「チャック」ときいてウィルソンを思い浮かべる方も多かろう、
「信彦」ときけば、落合信彦に憧れてサングラスを買った青春時代を思い出す
方もあろう。というわけで、正確を期して姓名ともに書き出してみましたが、
本当、さまざまの分野にまたがっていますね。
なんかわかるわ!! から、こんな人もいたのね!! まで。

今回挙げられた作家を、コミック、SF、ファンタジー、ミステリー、サスペンス、
批評、等々と束ねてみることもできるかもしれませんが、個々の作家/作品が
そうであるように、『フロム・ヘル』自体、いろいろな要素が絡み合っていて
パッケージからしても内容からしてもそれを「これだ」と名づけてしまうのは、
なにかもったいないような気がします。
梶原一騎は梶原一騎でしょうし、
チャック・ウィルソンはチャック・ウィルソンなのでしょう。

なんだか身も蓋もない話になってしまいましたが、
水木しげるとアラン・ムーアの繋がりって、乙一との繋がりって、
と考えをめぐらせてゆのは、とてもワクワクすることです。
いずれにしてもこのアンケートで、『フロム・ヘル』が幅広い方々に
読んでいただける期待をもてましたし、いろいろな人に読んでほしい。

では、
・そんな皆さんが『フロム・ヘル』に興味をもったきっかけは?
・ふだん本やコミックについてどこから情報を得ているのか?
・最近読んでおもしろかった作品は?
などなど、数々のご回答に興味の尽きることはありませんが、
このつづきは、近日中に改めて紹介いたします。
お楽しみに!!!


YouTubeにトレイラー・ムービーをupしました

こんにちは。システム管理者です。

このjugemのブログでは動画の投稿ができないので、
YouTubeにトレイラー・ムービーをupしました。

http://www.youtube.com/watch?v=VBAhu9R4qaM

編集担当者も申しているように、動画・音声ともに荘厳で、
『フロム・ヘル』の格調高い物語性を見事に表現していると思います。
(手前ミソですみません)

アラン・ムーアファンの方はもちろん、アメコミやミステリーのお好きな方にも
気に入っていただけると思います。

よろしくお願いします。

サイト公開!のご挨拶と、トレイラーの話

こんにちは、『フロム・ヘル』日本語版編集担当者です。

『フロム・ヘル』日本語版公式サイトwww.fromhell.jpではこれから、
メディア情報、イベント情報など
『フロム・ヘル』日本語版刊行に関連の情報を発信していきますので、
ときどきチェックしてみてください。どうぞよろしくお願いします。


さっそくですが、『フロム・ヘル』のトレイラー・ムービーはもうご覧になりましたか?
『フロム・ヘル』の世界はとても大きくて奥深いので、
トレイラーだけでどういうものかがわかるようなものでもないのですが、
●エディ・キャンベルの絵のタッチとか、
●アラン・ムーアによる、ひとクセもふたクセもありそうな台詞回しとか、
●「こんなストーリーなのかな?」という“予感”
のようなものは感じていただけると思います。


ちなみにトレイラー・ムービーのサウンドトラックを作ってくれたのは
GxCxさんという、瑞々しい感性をもった才能あるミュージシャンです
(GUILTY C. あるいはGUILTY CONNECTORというアーティスト名で
ご存知のかたもおられるかも)。
この奥行きのあるサントラをパソコンのスピーカーから聴くのは正直、もったいないので、
ヘッドフォンで聴くか、パソコンがオーディオ機器につながっている人は
ぜひそちらから大きめに音を出してみてください!
GxCxさんのほかの曲も聴きたいかたはMySpaceを覗いてみては。http://jp.myspace.com/guiltyconnector666
http://gravity-swarm.com/